亀岡の北ノ庄という集落で、古民家再生のプロジェクトが始まりました。
前の持ち主さんからこの家を購入したのは、陶芸家の綿引さんご夫妻。
亀岡市内で陶芸アトリエ「わたかま」と、「こどもアトリエてくてく」を主宰されていて、
この古民家に住まいと、こどもアトリエ、離れに陶芸アトリエとギャラリーをつくる計画です。
お子さん2人と4人でこの家に暮らすため、これから1年がかりでこの古民家を大改造していきます。★WATAKAMA/わたかま https://www.facebook.com/watakama2015/
★こどもアトリエてくてく https://www.atelier-tekuteku.com/築年数は不明で、何度かの増築が加えられているようですが、
おそらく大正時代初期、築およそ100年くらいの茅葺の古民家です。
もともとの施工状態の問題と老朽化により、殆ど全体の改修が必要です。
工事はご予算の関係で、セルフビルドがメインになり、できない部分を専門業者さんに頼む方式になる予定です。
こんな所にも収納があります。
建て主さんと一緒に茅葺きの屋根裏に上がってみました。
屋根裏には焚き付け用の柴やいろんな道具が置いてあります。
床は竹のスノコになっていて、囲炉裏や竈の煙で燻されています。
梁と柱の接合部を確認。
茅葺屋根は老朽化のため上に鉄板を被せてありますが、内側の状態を見ると、茅がずれ落ちて薄くなっている部分もあります。
下地の材料が一部新しく、改修のあとも確認できます。
滑車があり、これで重たいものをここまで引き上げていたことが分かります。
まずは傷みの激しい屋根の板金葺き替え工事を、板金業者さんに依頼しなければなりません。
内部は新建材によるリフォームが行われているため、それらを撤去する解体工事から始まります。
新たな息吹を吹き込むための第一歩です。