田舎暮らしに欠かせないことのひとつに、「地域の環境整備」があります。
今日は、共有林の森林整備に行ってきました。
普通の草刈り鎌を持っていったら、隣の家のご主人が
「そんな鎌では切れんで。わし、二本あるし貸してあげるわ。鉈鎌ちゅうんや。」
と親切に貸してくださいました!
なるほど、なた鎌!
確かに、蔓や枝がすぱっとよく切れます!
仕事がしやすいです!
雪が降る中、たき火で暖を取りながら、作業開始!
皆さん、チェーンソーも標準装備。
下の方から躊躇無くバンバン木を切っては上へと登って行きます。
初めは「集めるのも燃やすのも大変やし、山裾に集めておいておこう」という話でしたが、ある年配の方がひとりで枝付きの大きな木を引っ張り出して、その上に木をどんどん積んで、ソリのように引っ張って坂を下りていきました。
こうすれば、重たいものも、長いものも効率よく片付けられるんですね!!
これぞ、先人の知恵。
昔から、山仕事をされてきて身についたことなのでしょう。
人生の先輩はかっこいいです。
太い木も次々に切り出されるので、「薪にするのでもらって良いですか?」と尋ねると、「いいよ」とのこと。
初めてお目にかかる方がほとんどでしたが「それ、椎茸のほだ木になるで。燃やしたらもったいない」
と教えてくださったり「どうやって持って帰る?切ってもらったらええやん」
と言われ、いつの間にか知らない方が自分のチェーンソーで短く切って下さったり、移住者を快く受け入れ面倒見て下さいます。
「自転車で来たので、後から車で取りに来ます。」と言っていたら鎌を貸してくれた隣のご主人が、
「積んでったろさ」と、自転車も薪も積んで家まで送って下さいました!
雪が降り、冷たく寒い作業でしたが親切にして頂いて、おかげさまで気持ちはほかほか暖まる感謝の一日でした。
田舎のつきあいは煩わしい、と思われがちですが、積極的に参加することで、楽しみながらご縁も広がっていきます。