職人さんたち

高知の現場に来ています。

何人もの職人さんの手により、着々と作業が進んでいます。

和室の床の間の下地ができました。
床の間の床・壁・天井には、京都・綾部の和紙職人ハタノワタルさんが手漉きの和紙を貼ります。

和室はお茶室としても使うため、炉を設置する用意がしてあります。

天井に近い高窓には、ギャラリーにもなる空間への採光と、
自然通風の役目を持たせています。

大きな丸太の梁は樹齢約60年の杉。
高知県との県境に近い愛媛県の久万高原から切り出された木です。
その土地に近い場所の木材を使うことで、家も気候、風土になじんでいきます。
古民家の煤で燻された木の表情を出すために、植物系の塗料を使って黒く染めています。

こちらは、改築前の古家に使われていた梁です。年号のような文字が見えますね。
この古材も何かの用途に使うことで、住む人の歴史や記憶の一部にしていけたらと思っています。

工務店の若い現場監督さんの軽トラック。
いつもご苦労様です。