鍛冶屋さん見学

滋賀県高島市にある鍛冶職人・堀田典男さんの作業場にお邪魔してきました。

刀鍛冶や包丁鍛冶とは違い、
農具の鍬(くわ)、鎌(かま)、鋤(すき)、包丁や様々な刃物などの鉄の道具を作り、
かつては暮らしに欠かせない仕事だった野鍛冶職人さん。
現在は大量生産の刃物が流通し、そういった道具を使うことも、修理することも少なくなりました。
今では数少ない野鍛冶の職人さんです。

この鍛冶焼き場の炉も一から作ることは今では難しく、
修理をしながら大切に使っておられるとの事で、とても貴重なものです。
映画「もののけ姫」のたたら場を思い出しました。
火の力で硬い鉄の塊が道具へと形を変えていく、
という工程を少し見せていただきました。
あらためて、、火の力ってすごいなあと思います。

そして、堀田さんのお師匠さんはなんと亀岡にいらして、
しかもうちの事務所のお近くにお住まいだったらしいです。
その鍛冶場は今はどうなっているのでしょう。
お隣さんの納屋にある農機具はお師匠さんが作って、
修理されたものかも知れないなあなんて思いました。