北ノ庄の古民家再生-7

今回は先月に引き続き床下を空っぽにして、土間コンクリート打ちの準備です。

木造の柱や床下の梁(足固め)が腐ったりシロアリに喰われたりするのは、
床下の土からの湿気が原因です。
そのため、土間として使う部屋だけでなく建物全体に、防湿のためのコンクリートを打ちます。

古民家改修では、はがしてみて初めて見えてくる構造材のダメージも多く、
特に柱の根元や足固めの下端など、隠れていた部分の傷み具合をチェックします。

建てられた年代にもよりますが、予想以上に腐食が進んでいることも珍しくありません。
外見は問題無さそうに見えても、シロアリは内部だけ喰い進む事もあるので、
ハンマーで打診しながら確認します。

作業後の様子。
壁も床板も取り払われ、大部分がスケルトン状態になりました。

さて、お楽しみの10月の「旅するまかない」は、ロシア!
ボルシチとピロシキを用意して下さいました。
じっくり煮込まれたボルシチの美味しかったこと!
ピロシキの中身は2種類。
ジャガイモ、ゆで卵などがぎっしりのお総菜バージョンと、
ブルーベリークリームチーズのおやつバージョン。

毎回違った世界の味が楽しめるなんて、この現場だけでしょうね(^_^)
屋外でのまかないなのに、毎回使われているうつわは、
建築主である綿引さんご夫妻の営む「わたかま」オリジナル!
いろんなバリエーションの素敵なうつわを料理と一緒に楽しめるのも、
また格別の愉しみなのです。
今日もごちそうさまでした!